障害者の就職活動、面接の仕方など採用されるコツがあれば知りたい

障害者枠の就職だからといって手帳があれば採用されるわけではありません。
障害を持つ人の就職活動、採用されるコツがあれば知りたいですよね。

そうなんです。早く仕事を見つけたいです。
採用側がみているのは戦力になる人材かどうか、決め手は自己アピールのしかたです。
目次(見たいポイントに直行)
障害者就職活動の流れ
障害者就職活動の流れ、基本は一般の就職活動と一緒です。
自己分析をして企業分析、そして具体的な就職活動のスタートです。
自分分析
どんな仕事がしたいか。
どんな仕事なら出来るか。
時間など、どんな条件なら働けるか
障害に対するどんな配慮が必要か
企業を分析
どんな職種。
業界の動向。
具体的な企業が決まればどんな会社かリサーチする。
仕事内容
障害に対する配慮
就職活動スタート
会社説明会
エントリー
面接
採用
自己分析:自分の障害の状況と就労条件を確認
入りたい企業に対して自己PRする事が大事なのですが、自分のどんなところをPRすればいいのかは、わからない人が多いのです。
そのために自分の性格や、障害の状況、得意な事、これれを分析して自己PRする材料を見つけましょう。
また自分に可能な就労条件を確認しておきましょう。
週4日程度しか働けないのならフルタイム勤務の仕事は無理です。通勤時間なども自分に可能かどうか検討しなければいけません。
企業を分析
商社・金融・流通・情報通信・運輸エネルギー・建設不動産・サービス業など、どの業界で働きたいのか明確にしておく事は重要です。
また、自分のイメージ、先入観だけで企業を判断しないでください。
将来的に成長する企業を見分ける事は簡単ではありませんが、安定して働けるように業界の動向、企業のリサーチのため情報収集をやりましょう。
その企業が障害者を雇用する姿勢なども重要なポイントです。
企業のホームページチェックは必須です。
会社説明会にも参加しましょう。
業務内容、仕事内容、障害者雇用についての姿勢などを知る事が出来ると思います。
OB、OGの人の話を聞く事が出来ればさらに深い情報が得られるでしょう。
就職活動スタート
自己分析・企業分析が出来たら具体的な就職活動をスタートさせましょう。
自己分析・企業分析によって見つけた企業にエントリー(応募)をします。
履歴書・職経歴書を書く
履歴書が自分の人物像をあらわすのに対して職務経歴書は具体的に職務として何が出来るのかをあらわすものです。
応募する企業にアピール出来るように出来るだけわかりやすく書くといいと思います。
面接
髪型、服装などの身だしなみ。挨拶や言葉づかいなどをチェックしておきましょう。
髪型、服装などの身だしなみなどはその人のやる気を表します。
就活マナーとして挨拶や言葉づかいのチェックも重要です。
障害者の就職活動、採用されるコツは?

採用されるコツなんかはあるんですかね?
面接はこう受けろ
面接時に聞かれることのベスト3は
- 自身の障害について
- 企業への志望動機
- 自己PR(企業へ貢献出来ますアピール)
この3つです。
自身の障害について
面接では自分の障害について苦労した事、それを乗り越えて努力した事などを話すのは効果がないとされています。
その企業を志望する他の障害を持つ方もそのような話をしているはずなので、そのような障害に関する話をしても差別化にはつながりません。
あくまで必要な配慮の話に限定するべきです。
障害はあるが一定の配慮をしてもらえれば仕事に支障はないという事を強調すべきです。
採用側に対して障害に一定の配慮をすれば会社の戦力として働いてもらえるという印象を与えましょう。
企業への志望動機
企業への志望動機は書類の段階でも面接でも重要視されます。
面接をする相手の立場にたって考えてみましょう。
「この会社でなければだめなんです」というアピールが出来ればいいのですが、簡単には出来ませんよね。
例えば単に「正社員を募集していたので」というような理由では弱すぎます。
前の項で「企業分析」が重要と書きましたがここでもそれが関係してきます。
企業のホームページなどで企業に対するリサーチを深掘りすれば共感ポイント、魅力を感じるポイントが見つかってくるはずです。
社員のインタビューなども参考になりますよね。
そういったものから志望動機をまとめていきましょう。
リサーチしたものを元に面接で色々質問する事も採用の面ではプラスポイントです。
会社の業務などを調べても志望動機がまとまらないときは自分の状況にマッチしているというのも志望動機になると思います。
「短時間労働での正社員として採用してくれて通勤も可能な距離」など働き方が自分にマッチしているという志望動機でもいいと思います。
自己分析・自己PRは大事
面接時に障害のことを話すのは「一定の配慮をしてもらえれば仕事に支障はないという印象を与えるため」と書きました。
そのために職場でどのような配慮が必要になるかを説明する必要が出てきます。
企業からするとどんな配慮が必要になるのかわからない状態では採用出来ません。
障害に対して自分で対処出来る部分、人に助けてもらわなければいけない部分を明確に説明する。そのために自己分析が重要なんです。
そして自己分析をした結果を自己PRとしてアピールしましょう。
障害はあるが一定の配慮をしてもらえれば業務に支障はない。
体調は落ち着いていて条件内なら(週4日勤務など)働ける。
通勤をして業務をこなせるように体調管理をしている。
ある程度のスキル(エクセル・ワードなどが使えるなど)があって戦力になり得る。
他の人よりも優れている能力・経験がある。
こういった事を自信を持って人事の人にアピールしましょう。
「この人なら障害を持っていても適切な配慮があれば十分に会社の戦力として働いてもらえる」という印象を与えるのです。
自分の人柄をつかんでもらうために、どんなことにやりがいを感じるか、生きがいはなにか、などをアピールするのも有効だと思います。
面接の練習としてスマホで動画を撮ってみるのも効果的です。
面接でのやり取りを想定して動画に撮りチェックしてみましょう。
それによって採用側がそういったマイナス面はあるが業務に支障はないと判断すれば逆に採用にとってはプラスに働きます。
障害者雇用の対応の仕方は企業によって違う
障害者枠で雇用しても企業によって対応の仕方は違います。
そのかわり給与・待遇も健常者と同じ。
体力に自信があり自分のスキルを向上させて給与アップも狙えるようなこんな職場に採用されたいですよね。
健常者と同じように働ける自信がある人にはチャレンジしてほしいです。
割り振る仕事も考慮する。
給与・待遇は健常者より悪くなる。
障害に対する配慮を確実にしてもらい、継続して働きたい人はこういう企業がいいですよね。
給与は低くなりますが無理なく働き続けたい人はこちらですね。
障害者 就職活動の心構え
障害者の就活に限らないですが「焦らなくてもいい」という心構えは必要だと思います。

はやく仕事を見つけないと不安なんです。
自分にあっていない職場であれば再度就職活動をすることになりますよね。
難しいかもしれませんが、じっくりと余裕をもって就職活動をするという心構えでいきましょう。
障害者就職活動サイト
求人の情報などが充実している「障害者の就職を支援するサイト」を活用しましょう。
障害者向け求人サイト
じっくりと自分で調べて探したい人向き。
障害者向けの求人サイトは膨大な数の求人があります。
企業の情報も詳しく載っている場合があり、どんな障害を持つ人を採用しているかなどの情報も見る事が出来ます。
採用された人のインタビューも載っていますね。
障害者向け就職・転職エージェント
ここまで紹介してきた「自己分析」「企業分析」「面接など対策」。これらをサポートしてくれるのが障害者向け就職・転職エージェントです。
企業のリサーチはプロに任せろ
就職・転職エージェントはプロですから当然企業ともパイプがあり深い情報を持っています。
自分で調べるのとはレベルが違うでしょう。
「週4日程度しか働けない」などの条件にあった企業を探してくれるのも就職・転職エージェントの強みです。
面接対応に具体的アドバイスがもらえる。複数の企業への履歴書なども用意してくれる。
面接の日程調整、採用後のサポート(こういうところを変えてくれると仕事がしやすい、といった事を企業に伝えてもらう。)などもやってくれます。
これだけの事を無料で利用出来るのも就職・転職エージェントの特徴です。
なぜ無料で利用出来るか?
アドバイス、サポートをした人が採用されると企業からは就職・転職エージェントに人材紹介料が払われるからです。
まとめ
障害者の就職活動で採用されるコツ、その1は準備をしっかりやる。
就職活動を始める前にやっておく事
・自己分析
・働く条件の検討
・職種、業界の動向、企業をリサーチ
これらの準備が必要です。
障害者の就職活動で採用されるコツ、その2は面接で自分の障害について適切な配慮があれば業務に支障はないとアピールする。
さらに志望動機や自分が会社に対してどう貢献出来るかアピールする。
面接では他の障害を持つ応募者と差別化をするため、障害に関しては具体的な配慮の事に関してだけにとどめ、会社に対してどのように貢献出来るかを説明出来るようにしておきましょう。
最後にもうひとつ。
就職活動の心構えとして「焦らない」、これも重要です。
じっくりと長続き出来る職場を探していきましょう。
以上「障害者の就職活動、面接の仕方など採用されるコツがあれば知りたい」という記事でした。
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