人材紹介だけでなく就労支援もあるラルゴ高田馬場ってどんなところ?
2020/10/16
求人大手のアットジーピー やdodaチャレンジ などと比べるとラルゴ高田馬場は若干こじんまりした会社です。
ただ注目したいのはラルゴ神楽坂という就労支援施設にかなり力を入れているという事。
なぜ注目するのかというと、障がい者向けの転職エージェント(人材紹介会社)は利用出来る条件があるという問題のためです。
それは企業の求めるコミュニケーション能力があるかとか、体調のコントロールが出来ているかといったものです。
利用出来る条件に達しないときはそれまでです。諦めるしかありません。
しかしラルゴ高田馬場では利用出来る条件に達しない方でもラルゴ神楽坂という就労支援施設でサポートをして条件達成を目指すトレーニングを受ける事が出来るのです。
人材紹介だけでなく就労支援もあるラルゴ高田馬場ってどんなところなのか調べてみました。最後までよろしくお願いします。
目次(見たいポイントに直行)
ラルゴ高田馬場の特徴
ラルゴ高田馬場は転職(第二新卒)および新卒の就活をサポートする人材紹介会社(転職エージェント)です。
初めての就活、またはすでに働いている障がいを持つ方の転職を支援するのですね。
30年続く優良企業などを中心に600件以上の非公開求人があり、身体・精神・知的、それぞれの障害を持つ方に対して企業とのマッチングをサポートします。
他の障害者向け転職エージェントと違うところ
障害者向け転職エージェントはいくつかありますが、ラルゴ高田馬場が他の転職エージェントと違うところは、
- アスリート障害者支援のエキスパート
- 転職エージェントという人材紹介だけでなくラルゴ神楽坂という就労支援事業もおこなっている
この二点です。
アスリート障害者支援
ラルゴ高田馬場は20年ものあいだ障がい者アスリートを支援し続けています。
競技の継続をサポート
障がいを持ったアスリートが競技を続けられる環境、そのための職場探しをサポートします。
仕事をしながら競技をつづけていくには障がいを持ったアスリートに理解をしてくれる企業を探さなければいけませんが、ラルド高田馬場は20年ものあいだに培った実績とノウハウがあるのです。
もちろんアスリートではない人も転職エージェントとしてラルゴ高田馬場を利用すれば求人紹介をしてもらえますよ。
就労移行支援事業
ラルゴ高田馬場もそうですが転職エージェントで企業の雇用求人を紹介してもらえる人には条件があります。
その条件とは、一般企業または※特例子会社などで、ある程度の就労継続が出来てなおかつ障害者手帳をお持ちの方。
(※特例子会社とは障害者が働ける環境に配慮したつくりになっている会社。一般企業が障がい者雇用のために設立している。)
具体的にラルゴ高田馬場の場合は
- ラルゴ高田馬場へ、週に平日5日間通うことができる状態(実際の通える日が週3日であっても、週5日通える状態だと認められた場合も含む)
- 企業が求めるコミュニケーションが取れる、と認められる状態であること
- 自分の出来る事と、出来ない事が自己認識出来る、また体調のコントロールが問題なく出来る。
この条件に達しない方は、希望によってラルゴ神楽坂という就労移行施設でサポートを受けて就労までの訓練をする事が出来ます。
ラルゴ神楽坂
ラルゴ神楽坂は主に精神・発達障がいの方を対象とした就労移行支援事業施設です。
就労移行支援とは自分一人では就活が出来ない方を対象に就労までの訓練を行うところです。
就労移行支援プログラムの主な内容は
- 「知識と能力を身に付ける訓練」
- 「就職に関する相談や支援、サポート」
- 「履歴書や職務経歴書の添削、面接練習等の就活サポート」
- 「企業実習の情報・機会提供」
- 「就職後の定着支援」
これらは生活リズムを整えて就職できる状態にする生活講座やPC技能取得といったジョブトレーニング、就職先のマッチングを含んでいます。
目指すのは面接通過、就労、定着(仕事の継続)です。
就労移行支援 利用料
ラルゴ高田馬場のような転職エージェント(人材紹介会社)を利用するのにお金はまったくかかりません。
それに対してラルゴ神楽坂のような障がい福祉サービスを受けるには住んでいる市区町村から発給される『障害福祉サービス受給者証』が必要になります。
これによって無料で利用することが出来るのですが、前年度の所得に応じて自己負担金が発生する場合があります。
所得によって住民税が決まりますが、その額によって自治体が負担する額が決まり、場合によっては自己負担しなけらばいけないときもあります。
運営会社
転職エージェントのラルゴ高田馬場と就労移行施設のラルゴ神楽坂を運営しているのは株式会社アスリートプランニングです。
株式会社アスリートプランニングは、主に体育会系学生の就活支援をメインに展開し、「就職リーグ」「アスリート就職セミナー」「アスプラ」を運営しています。
これらは体育会系の大学や競技連盟と協力していて就職活動をする体育会系の学生の中では抜群の知名度を誇る就活支援サービスで体育会系ならではの縦社会のつながりが強みです。
ラルゴ高田馬場の評判は?
口コミ
ネットでラルゴ高田馬場の口コミを探しても運営側が用意した「利用者の声」みたいなものしか見つかりません。
いい印象の事しか書かれていないので参考になるとは思えませんでした。
ツイッターでの生の声が欲しかったのですが現時点では見つかりません。
調査を継続してわかり次第、載せていきます。
ラルゴ高田馬場のメリット
すぐに仕事をはじめられる状態ではなくても諦めなくていい
上の方で書いたようにラルゴ高田馬場を利用するには条件があり、それをクリア出来ていない人はそこへ到達出来るようにラルゴ神楽坂の方で就労支援を受けられます。
いきなり一般企業で働くのは自信がないという方もラルゴ神楽坂の方でジョブトレーニングを受けたり生活のリズムを整えたりするトレーニングを受けて、ラルゴ高田馬場の求人紹介を利用出来る状態になる可能性があります。
ラルゴ神楽坂という就労支援施設も利用出来る
就労支援施設がない転職エージェント(人材紹介会社)では条件が合わなければそれまでです。
ラルゴ高田馬場では紹介出来る企業が見つからなくてもラルゴ神楽坂で就労支援を受けるという選択肢があります。
就労支援で仕事につく準備(トレーニング)をした後、再度チャレンジという流れです。
ラルゴ高田馬場のデメリット
大手の転職エージェントと比べると求人数が少ない。
たとえばアットジーピーのような求人大手と比べると求人数は少ないです。
アットジーピー | 1,100件以上 |
ラルゴ高田馬場 | 約600件 |
地方の方は利用しにくい
ラルゴ高田馬場の就労支援サービスの提供地域は、東京と大阪のみとなっています。
ラルゴ高田馬場は東京都新宿区でサービスを提供しておりますので、新宿区まで継続的にお越しいただける方を対象としております。
東京と大阪以外の地域の人は利用しにくいという事です。
(現時点で大阪に関する情報がみつかりません。わかり次第更新していきます。)
登録から就職までの流れ
ラルゴ高田馬場を利用するには
ラルゴ高田馬場を利用するには障害者手帳をすでに持っている事が条件になっています。
手帳の申請中でも登録する事は出来ますが、そこから先の面談にはすすめませんので求人の紹介もしてもらえません。
手帳取得の見通しが立っている場合はその事をフォームに記入します。
登録フォームに「手帳あり・申請中」という項目があります。
ホームページから会員登録
申し込みフォームに必要事項を記入します。
手帳の有無、または申請中かどうか。
どのような障がいを持っているか。
就職の経験また現在の状況、就職中か学生の段階かなど。
などの項目を記入していきます。
担当者より登録・面談手続きの連絡がくる
申し込みフォームを送信後に担当者からメールまたは電話で面談の連絡がきます。
面談は高田馬場オフィスでおこなわれます。
面談では履歴書・職務経歴書が必要です。パソコンで事前に電子データとして作っておき(写真もデータで大丈夫)送付しておく方が紙の書類よりいいかもしてません。(パソコンで作れなければ紙の書類でもOK )
キャリアアドバイザーと面談、希望条件、適性に合った求人を案内
面談ではキャリアアドバイザーに、こちらの希望する条件や企業側から配慮してほしい事などを相談します。
「正社員」「年収400万円以上」「完全週休2日制」などの希望を伝えます。
キャリアアドバイザーからは紹介する企業が自分にとって働きやすい環境であるか説明をしてもらいます。
企業の面接
企業の面接をする前にキャリアアドバイザーと面接のための練習をする事が出来ます。
面接は誰でも緊張するものです。どんな事を質問されるのか心配になりますよね。
ラルゴ高田馬場のキャリアアドバイザーは事前に面接のための準備として予行演習をしてくれます。
内定・入社
内定をもらい納得のいく条件だったら合意して採用になります。
入社後も職場の環境などについてキャリアアドバイザーに相談することが出来ます。
実際に仕事を始めてみて、気づいた事、配慮してほしい事などを相談しましょう。
まとめ
転職エージェントは探してみるといくつか見つかると思いますが、それぞれ特徴が違います。
また担当のエージェントも人間ですからそれぞれ違います。
出来れば数社に登録してみて、あなたに合った対応をしてくれるところを探すのがいいと思います。
手間はかかりますが転職エージェントは無料で利用出来るのがいい点です。うまく使ってみるのがいいんじゃないでしょうか。
→ラルゴ高田馬場公式サイト
以上「人材紹介だけでなく就労支援もあるラルゴ高田馬場ってどんなところ?」という記事でした。
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