障がい者の在宅ワークその働き方は?
今コロナウィルスの影響で出社をせずに在宅で仕事をするテレワークが注目されています。
コロナきっかけでテレワークが一般的になって、妊婦さんとか障がい者の人たちが在宅ワークを普通にできるようになったらいいなって思った。
少しくらい良いこと欲しいよ、コロナ!— Atsuko (@hachi_396) April 9, 2020
障がい者にとっても在宅で仕事が出来るテレワークという働きかたは歓迎しますよね。
身体の方では通勤するのが辛かったり、精神の方では出社して人と接するのがストレスに感じたりといった悩みがあると思います。
そういう方にとって在宅で仕事が出来るテレワークは歓迎される働き方ですよね。
障がい者にとってのテレワーク(在宅ワーク)という働き方について調べてみました。
目次(見たいポイントに直行)
テレワークとは
テレワーク(tele-work)は離れた場所(tele)と仕事(work)を合わせた造語。
次の三つの働き方があります。
●在宅ワーク
自宅でパソコンとインターネットを使った働き方。
●モバイルワーク
顧客先や移動中にパソコンや携帯電話を使った働き方。
●サテライトオフィスワーク
勤務先以外でのオフィススペースでパソコンとインターネットを使った働き方。
モバイルワークの移動しながらの働き方と違って会社以外での特定の場所(サテライト)で働く。
コワーキングスペース、レンタルオフィスなど。
障がい者の在宅ワーク
この記事では障害のために在宅で仕事をする方が都合がいい方のために在宅ワークについて調べていきます。
現代の働き方、特にIT関係では出社して仕事をする事があまり意味がない状態に移行しています。
自宅でパソコンに向かって仕事をする光景はよく見かけるようになりました。
ちなみに僕の仕事はプログラミング関係ですが何年も前から基本在宅で働いてます。不整脈があるため出社しての仕事はちょっと問題があるためです。
この事は通勤するのが困難な身体障害者の方、出社してたくさんの人と会うのがストレスになる精神障害者の方にとって歓迎する働き方が増えてきたと言えますよね。
健常者の在宅ワークは、今では
その理解が広がっているけど、
障がい者においても、そのような
取り組みが始まっていることを
知る。これが定着するには課題も
少なくないと思うけど
応援したい。#在宅ワーク#就労支援 pic.twitter.com/ahywvpxwaq— HANABO (@HANABO88) December 28, 2019
IT人材は2030年で79万人不足!
既にプログラマなどITに特化した就労支援施設がある。ITスキルを活用した在宅ワークも広がり、
障がい者も特性に合う就労パターンを選択できるチャンスが生まれつつある。どのスキルを習得するべきか??
まずは考えることから始めたい。https://t.co/jvCp8wxGHy
— キャリアート/名古屋MID-FM761『パラちゃんねる』2020年4月よりラジオ放送開始!! (@CareerArt_) November 28, 2019
IT企業の人材不足はこれからも続きます。
IT企業関連の仕事はネット上で完結する事が多いので出社の必要がない場合は多いですよね。さらにオフィススペースの削減で経費経費節約になるのでこれから在宅雇用は確実に増えるでしょう。
在宅雇用でも障がい者の法定雇用率にはカウントされるので障がい者の在宅ワークは増えると思います。これから5Gが普及していけば在宅でも高度な作業が出来るようになるでしょう。
在宅でなにかを監視して遠隔操作で保守する仕事など。
障がい者の在宅ワーク働きかた
在宅で出来る仕事内容を見てみましょう。
主な仕事内容
ホームページ作成・更新・運営・管理 |
webサイト制作のための素材作成 |
ホームページのプログラミング |
システム関係のプログラム開発 |
インターネットでの情報検索・集計 |
モニター業務 |
CADによる図面作図・住宅間取図作成 |
伝票・書類作成 |
各種データ入力 |
データ集計・分析 |
取扱説明書の作成・レイアウト編集 |
製品のデザイン画作成 |
ビデオ・DVDの編集 |
点字名刺の作成・発送 |
ノベルティー作成・サンプル封入・折込作業 |
専門的な仕事から、いわゆる「内職」的な仕事まで数多くありますね。
パソコン操作など特別なスキルがなくても在宅ワークはありますが仕事内容をみるとパソコンを使った仕事が多いのが目立ちますね。
必要最小限のスキルとしてメールでの文章力は高い方がいいでしょう。
仕事の連絡のほとんどはメールでのやり取りになるからです。
pointこれらの在宅ワークの働き方は大きくわけて二つです。
- 企業に雇用されて働く
- フリーランスとして働く
企業に雇用されて在宅ワークをする
正社員、契約社員など企業に雇用されるのですが勤務場所は自宅ということです。
障害者求人でも在宅ワークの求人は見つかります。
IT関連の企業の求人が多いです。
フリーランスとして在宅ワークをする
企業に属さず自分で仕事をとってきて自宅で仕事をするというスタイル。
やはりIT関連の企業がアウトソーシングとして在宅ワーカーを募集する事が多いです。
最初はクラウドワークス(後述します)などから仕事を探すやり方になるでしょう。
在宅ワークのメリット・デメリット
在宅ワークメリット
通勤をしなくていい
身体障害の方にとってこれは大きいですよね。
通勤をしなくていい分、時間を有効に使えます。
在宅で人と接する事がないとストレスがない
他人とのコミュニケーションがうまくないとどうしてもストレスを感じてしまいます。
精神障害の方にとって自分のペースで仕事をすすめていけるのは大きなメリットだと思います。
在宅ワークの経験は就職活動に活かせる
企業に就職する際、在宅で仕事をしていた事を面接でアピールする事が出来ます。
自分で請負仕事を取ってきて在宅でやっていた。これは立派なアピールになります。
何かしらのスキルがあり、仕事を取って来る営業も出来、自分を管理する能力もある、という自己アピールです。
在宅ワークデメリット
自分を管理する能力がないと続かない
誰にも仕事を強制されないので自分で管理しないとサボり放題になってしまいます。
子供の頃、夏休みの宿題を最後まで残していた僕ですが今は自己管理はなんとか出来ています。
悪いイメージ
インターネットを使った在宅ワークのイメージとして、情報商材の販売やネズミ講のような悪いモノもあります。
「誰でも在宅で簡単に稼げます」こんな言葉には注意。
正しい知識があればカモられないし、高額な情報商材を買わされる事もありません。
在宅ワークの探しかた
企業に雇用されて在宅ワークをするには
●転職エージントに在宅という条件で見つけてもらう。
転職サイトやハローワークで自分で探す方法もありますが、障がい者向け転職エージェントに登録して在宅で働くという条件で探してもらった方がいいと思います。
特にパソコン操作が出来る人は仕事が見つかりやすいのでエージェントが頑張って求人を見つけてくる可能性が高いです。
エージェントは採用が決まれば成功報酬が入るからです。
利用する側(あなた)はまったくの無料で利用出来ます。
フリーランスとして在宅ワークをするには
●クラウドソーシングサービスを使う
クラウドソーシングサービスとはアウトソーシング案件を発注する会社をそれを受注する個人とのマッチングをするサービス。
アウトソーシングとは企業がそれまで社内で行なっていた仕事を外部に発注すること。
たとえば「売上に関する記録を整理する仕事」にあてていた人員を他の事に使いたい場合、「売上に関する記録を整理する仕事」をまるまる外部に委託する、これをアウトソーシングと言います。
クラウドソーシングサービスを行っているウェブサイトに登録をしておくと企業、あるいは個人からの様々な仕事が探せます。
クラウドソーシングの基本的な仕事の流れは受注した仕事を納期まで納品して報酬を受け取るという形になります。
仕事内容は誰でも出来るような仕事から専門的なスキルを必要とするものまでさまざまです。
「内職」的な誰でも出来る仕事は報酬は低いですが最初に始めるにはいいかもしれません。
代表的なクラウドソーシングサービス
代表的なクラウドソーシングのサイト紹介します。
どこもまずは無料会員登録をするところから始まります。
どんな仕事があるのかサイトに行って見てみましょう。
お小遣い稼ぎ程度なら誰でも出来る
企業のテレワークみたいにがっつり仕事をするのだけが在宅ワークではありません。
「うつ」や体調の不良で家から出られない、「仕事なんて出来ない」という方もいるでしょう。
「自宅にいる時間を利用して何かしたいな」と思う方に次のような事をおすすめします。
パソコン・スマホ・タブレットを操作出来る人なら誰でも出来る事です。
●ココナラ
●メルカリ
●ブログ
ココナラ:「自分の得意な事」を仕事として出品する
自分の得意な事、たとえば「イラスト」・「漫画」が得意だという人、友達を占うのが得意だという人。
こういう人がその得意な事を仕事として出品することが出来るサイトが「ココナラ」です。
たとえば「イラストを描く仕事」を出品する。
サンプルを載せて「こういうイラスト・漫画が書けますよ」という風に出品すると興味を持った人から仕事のオファーが来るというスタイルです。
メルカリ:不用なモノを売ってお小遣い稼ぎをする
これはもう有名ですよね。
まずは身の回りを見回して何か売れるものがないか探して見ましょう。
自分にとっては価値がないものでも、それをお金を払って欲しい人はいるかも知れません。
ブログ:自分が興味あることを記事にして発信する
文章を書くのが好きな人はAmebloなどのブログを始めてみましょう。
日々の日記的な事、趣味のこと、ニュースに対する自分の意見など、なんでもいいんです。
なるべく毎日記事を書くようにすれば広告収入が発生するかもしれません。
まとめ
コロナウィルスの影響でテレワークという言葉が注目を浴びていますが、テレワーク=在宅ワークです。
「障がい者にとって在宅ワークとはどんな働きかた?」という記事でした。
最後に内容をまとめてみます。
通勤するのが困難だったり、人と接するのが苦手な障がい者の方にとって在宅ワークという働き方がある。
IT企業を中心にこれから在宅ワークは確実に増えていく。
障がい者が出来る在宅ワークの仕事内容は誰でも出来るものから専門的なスキルを必要とするものまで様々なものがある。
在宅ワークの働き方を大きく分けると次の二つに別れる。
●企業に雇用されて働く。
転職エージェントで在宅という条件で求人を探してもらうのがベター。
●フリーランスとして自分で仕事を取って来る。
クラウドソーシングサービスに登録して自分で仕事を探す。
在宅ワークのメリットは通勤しなくていい、人と接しなくていい。
デメリットは自分で自分を管理しなくてはならない。
お小遣い稼ぎ程度ならハードルは低く簡単に始められる。
以上のような事を紹介してきました。
お金がかかるようなところはありませんので興味を持ったサービスに登録してみて雰囲気を感じてみてください。
以上「障がい者の在宅ワークその働き方は?」という記事でした。
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