障がい者手帳の更新はいつやる?その手続きは?

      2020/05/01

障がい者手帳の更新、いつから?


障がい者手帳、とくに精神障害者保健福祉手帳は2年ごとの更新が必ず必要になるので注意してください。
有効期限がいつなのかチェックしておかないと困る事になりますよ。

この記事でわかること●障害者手帳の更新はいつやるか?
●手続きはどこでするのか?
●更新に必要なものは?

精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方はぜひ参考になさってください。

→コロナウイルスによる精神障害者手帳の更新に対する影響

障害者手帳の更新はいつから

障害者手帳には有効期限があるものがあります。

●身体障害者手帳

基本的に有効期限はありません。
しかし障害の部位によっては身体の状態が変化する場合があり、そのときは再度、手帳の申請をします。

身体障害者の場合、手帳を発行したらず〜っと使い続ける人が多いです。
そうすると年齢によって写真を変えないと本人とは違う見た目になっている場合が出てきます。
写真交換のために再申請する人は多いです。

手帳写真が若いままで誰だかわからんのよ。


●療育手帳

療育手帳も有効期限はありません。
代わりに「再判定」というものがありその時期が手帳に記載されています。

その時期になったら「再判定」の手続きをします。
「再判定」の時期は人によって様々で2〜10年ほどです。

●精神障害者保険福祉手帳

精神障害者保険福祉手帳(精神障害者手帳)だけ明確に有効期限が決まっています。
2年ごとに更新する決まりになっています。
更新によって等級が変わることもあります。

精神障害者手帳は更新がいつか気にしてないとね!

 

更新可能な時期

障害者手帳の更新は有効期限が切れる1〜2ヶ月前から可能です。
申請したあとに新しい手帳の発行に時間がかかる場合があります。

等級が変わるなど内容に変更があった場合長くて3ヶ月程度かかる場合もあります。
その間に前の手帳の有効期限が切れてしまうときは各市町村の障害福祉課で対応をしてくれます。

有効期限が切れてしまうとバス・電車に割引値段で乗れなくなったりと色々と問題が出てきますよね。

障害者手帳更新をしないケース

これは主に精神障害手帳の場合ですが、症状が改善して健常者と同じように生活出来るようになれば手帳を更新せずに返還をします。

いいことなのですが、もしこの人が障害者雇用枠で企業に採用されていた場合は企業は困ります。
障害者雇用枠を満たす事が出来るという条件で採用したのに手帳保持者ではなくなったからです。

こうなるとその企業に一般雇用で再採用してもらうか、そこはやめて別の会社でクローズで働くというような選択肢になるでしょう。

障害者手帳更新の手続き

更新の手続きは各市町村の障害福祉課でします。
有効期限切れに注意して申請をしてください。

新しい手帳が手元に届くまで時間がかかる場合があるので、その間に前の手帳が期限切れになりそうな場合は障害福祉課へ相談してください。

更新に必要なもの

更新に必要なもは身体・知的・精神で若干違ってきます。

 

障害者手帳更新のし忘れ

有効期限切れになるまで更新するのを忘れる人は少なくありません。

各市町村では期限切れの3ヶ月前に案内文書を郵送してくれるところもあるのですが全部ではありません。

また手帳に期限がわかるようにシールを貼ってくれる各市町村もあります。

 

コロナウイルスによる精神障害者手帳の更新に対する影響

コロナウイルスによる影響で精神障害者手帳の更新手続きに変更がある。

更新を申請するときには医師の診断書または障害年金証書が必要なのだが、診断書を取りに病院にいくと感染リスクがある。

そこで、厚生労働省による更新手続の臨時的な取扱いが決められた。

手帳の更新手続きについて

 

令和2年3月1日から令和3年2月28日までの間に手帳の有効期限を迎える者のうち、更新時に医師の診断書を添えて提出する必要がある者については、障害者手帳申請書の提出をもって、現に所持している手帳の有効期限の日から1年以内は当該診断書の提出を猶予した上で、有効期限を更新することができるものとする。
厚生労働省

令和2年3月1日から令和3年2月28日のあいだに手帳の有効期限が切れる人を対象として、この期間は医師の診断書がなくても障害者手帳申請書を提出すれば更新する事が出来るわけだ。

申請書の提出は郵送で出来る。

医師の診断書の提出を猶予した場合、障害等級は、従前の等級によるものとする。ただし、猶予期間において当該者から診断書が提出された際には、精神保健福祉センターにおいてその判定を行い、等級を変更する必要があると判断された場合には、先に交付した手帳と引換えに新たな等級の手帳を交付するものとする。
厚生労働省

医師の診断書なしで更新されるので等級は更新前と変わらない。
診断書を提出することが出来た人は精神保健福祉センターで判定をしたのち、等級の変更が必要とされた人は新しい等級の手帳が交付される。

担当者
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部
精神・障害保健課障害保健係
高橋、大橋
TEL 03-5253-1111(内線3110・3064)

 

身体障害者手帳・療育手帳 更新手続き延期

 

厚生労働省は各都道府県、指定都市、中核市の障害保健福祉主管課にあてて身体障害者手帳と療育手帳の更新手続きの延期を求める事務連絡を出した。(4月24日)

身体障害者手帳・療育手帳に関しても手続き延期が出た。
感染リスクをおかして更新手続きのための外出をしなくていいようにという措置だ。
延期は1年間の見込み。

ちょっと心配なのはこんなツイートがあること。

実際に延期の手続きをしたというツイートや口コミなどが出てきたら、情報を追加していきます。

まとめ

身体障害者手帳・療育手帳の人はほとんど気にしなくていい障害者手帳の更新ですが、精神障害者手帳の方は気をつけてほしいですね。

更新の時の診断書も結構お金がかかるんですよね。5,000円〜10,000円程度。
これが2年ごとにあるのは地味にイヤですね。

市区町村によっては給付されるところもあるそうです。
ご自分のところの障害福祉課に問い合わせてみてください。


以上「障がい者手帳の更新はいつやる?その手続きは?」という記事でした。
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