求人大手dodaチャレンジの評判は?口コミを元にメリット・デメリットを考える
2020/10/16
doda→これ「ドーダ」ではなく「デューダ」と読みますよ。
たとえば「面接でうまく話せる自信がない」なんて事は健常者でも共通の悩みですよね。
しかし「職場で自分の病気について理解されていない」なんていう悩みは障がい者特有の仕事に関する悩みです。
特に見た目ではわからない精神障害の方は職場で誤解を受けやすい。
こういう悩みを理解してその人にあった求人を探すサポートをする役目、それがdodaチャレンジのような障がい者に特化した求人サービスなんです。
今回の記事では障がい者向けの就職・転職支援の会社を探していてdodaチャレンジの事が気になっている方に対して
- dodaチャレンジとはどういう会社
- dodaチャレンジの評判はどうなの
- dodaチャレンジに登録して就職までの流れは
こういった疑問について解説していきます。最後までよろしくお願いします。
目次(見たいポイントに直行)
dodaチャレンジとはどんな会社
/
doda新CMキャラクター
「大人の進路担当 #デューダ子」に
深田恭子さんが就任‼️
\新CM発表会には、2人のデューダ子が…
本物の“デューダ子”は、こちらからチェック👉https://t.co/moYYCbYhrM pic.twitter.com/zca3f3KOmk
— doda(デューダ) (@doda_persol) 2018年10月16日
この二人、わかりますよね。
dodaのCMで「デューダ子」を演じた深田恭子とそのパロディのガリットチュウ福ちゃん。
dodaのCMはこのほかに俳優、綾野剛の起用でも話題になりました。
dodaチャレンジはその求人企業大手doda傘下の障がい者向け転職・就職エージェントなんです。
つまり経営母体がしっかりとした会社だということですね。
dodaチャレンジは障がい者に特化した転職エージェント
転職エージェントとは、ひらたく言えば「人材紹介会社」のことですね。
転職エージェントではキャリアドバイザーがいい職場を紹介してほしい転職希望者といい人材を紹介してほしい企業とをマッチングするのです。
いい職場を紹介して!
↓
↑
いい人材を紹介して!
ハローワークと転職エージェントとの違い
ハローワークじゃだめなの?
そう思いますよね。ハロワークと転職エージェントとの違いを見てみましょう。
ハローワーク
ハローワークでは、とにかく自分で探して自分で選ぶ。
企業からすると求人費用はただ。赤字の会社でもハローワークだったら求人を出しやすいい。
ハローワーク、「求人数は多いが超ブラックも混ぜっている」というのも事実。自分で見抜かないといけない。
応募は一社づつ自分でする。
転職エージェント
転職エージェントではキャリアアドバイザーがあなたに合った求人案件を用意してくれる。
転職エージェントに求人を依頼する場合は企業はお金を取られる。
依頼している会社は利益をあげている会社であるとも言える。
応募はまとめてキャリアアドバイザーがしてくれる。
このようにお役所仕事と民間の仕事という対比がどうてしも出てしまいますね。
ただ
人材紹介会社(転職エージェント)は私を商品として見ているんじゃないか
という見方も出来てしまいます。
dodaチャレンジを利用するには
残念ながらdodaチャレンジは障がいを持っている誰もが利用できるわけではなく条件があります。
障がい者手帳を持っている方が対象(申請中でもOK)
身体障害者手帳・療育手帳・愛の手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方、または申請中の方が対象となります。
dodaチャレンジ
すでに手帳を持っているか、申請をしている最中の人が利用出来ます。
その理由は「障害者雇用促進法」
企業や地方公共団体などに対して、一定の割合で障害者を雇用する義務があることを定めている。
厚生労働省
ここでいう障害者は障がい者手帳を持っていることが条件なのです。
企業としては障がい者手帳を持っていない人を雇っても「障害者雇用促進法」の義務を満たすことが出来ません。
そのため転職エージェントに人材を依頼するときに条件として「障がい者手帳を持っているか、申請をしている最中の人」という条件をつけているのですね。
逆に言うと契約社員として入った場合でも「障害者雇用促進法」があるので、正社員じゃなくても切られることが少ないとも言えます。
手帳を持っていない人はどうする?
dodaチャレンジのような転職エージェントに人材を紹介してもらいたい企業のほとんどは「障害者雇用促進法」の義務を満たすために手帳を持っている人を条件にしています。
ですから障がい者手帳を持っていない方はまず、手帳の申請から始めなくていけません。
しかし、障がいのため健常者と同じようには働けないのに手帳を発行してもらえずに苦労している人もいます。
先天性肢端紅痛症(したんこうつうしょう)という日本に2名しかいない希少難病で、完全に車椅子生活になっているにもかかわらず障害認定されない「グレイス」さんのブログをみてください。
担当医師を変えることによって手帳を発行してもらえる例もあります。
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運営会社
dodaチャレンジを運営しているのはパーソルチャレンジという会社です。
パーソルチャレンジ
パーソルチャレンジは大手求人企業dodaの運営会社であるパーソルグループの特例子会社として2008年に設立されました。
特例子会社ってなに?
企業がたくさんの障がい者を受け入れるためには施設の改善や専任の指導員の配置などが必要になります。
そのため障がい者に配慮した施設や指導員などを考慮した別の子会社を設立することがあります。
その子会社で受け入れた障がい者は親会社の「障害者雇用促進法」の義務を満たすための雇用率に計算されます。
つまり特例子会社で受けれた障がい者は親会社で雇い入れたのと同じとカウントされるのです。
こういった会社を特例子会社と言います。
特例子会社ではバリアフリーなど障がい者に配慮した設備が充実しています。
というか十分に配慮がされていないと厚生労働省から認可されないのです。
障がい者雇用の実績
特例子会社であるパーソルチャレンジでは、389名の従業員のうち255名が障がい者がいます。
これは障害者雇用のノウハウを実績として持っていると言えますよね。
広告では「取引実績3000社超!」なんて謳い文句でアピールしていますが、実際にたくさんの障がい者を職場に受け入れているという実績の方が説得力あると思います。
dodaチャレンッジの評判は?
ネットでは「転職エージェントでは身体障がいの求人は多いが精神障がいの求人はどうなの?」という声が多いのですがdodaチャレンジはどうなんでしょう。
口コミ
ツイッターだとこんな意見が見られます。
atgpとdodaチャレンジの担当者様がとても親切で助かる。今の仕事も就活頑張らねば!
— さいもん (@ojizobadge) 2019年3月5日
希望条件を年収240万円に引き下げましたが、DoDaチャレンジから再度求人がない旨の連絡がありました。年単位のブランクがマイナス材料なんだそうです。なので、就労移行に長期安定通所できればプラスのアピール材料になるとのことでした。睡眠障害ですが、午後から通所がんばります!
— 小泉ヨシキ (@k_yoshiki) 2019年3月8日
エージェント・サーナ、DODAチャレンジ、アットジーピーのような障害者雇用向け転職サイトに登録したけど、やっぱり選択肢は少ない感じだなぁ。営業がほとんどなくて事務職が多い。男の事務職なんて採用してくれるんすかね・・・?#発達障害#ADHD
— スンダヴ 発達障害・ADHDライター&カウンセラー (@1PVFisXfm6gY8qd) 2019年3月1日
口コミサイトでもっと具体的な意見を拾ってみると
人物 | プラスチック成形の現場作業をしていた発達障害のAさん |
当時の状況 | もっと働きやすい環境に移りたかった。 |
dodaチャレンジにしたわけ | ハローワーク主体で就職活動を行ってきたものの、なかなか面接までこぎ着ける機会があまりなかったので |
よかった点 | ハローワークよりもきめ細やかで、なおかつスピーディーでした |
悪かった点 | わたしのところからはdodaチャレンジのオフィスまでが遠かった。 |
結果 | 転職は成功、年収は264万円から288万円に。 |
これからdodaチャレンジを利用する人にアドバイス | 自分の病気、特性、特技などアドバイザーに話し、どんな方向で職を探していくか話しあう。 その上でマッチする求人を検討してもらうと良い。 |
というような成功例と
人物 | IT系企業で働いていた精神障害を持つBさん |
当時の状況 | 職場での居場所がない感じがしてはやく転職したかった。 |
dodaチャレンジにしたわけ | 自分で職をさがしたがうまくいかず、キャリアカウンセリングのアドバイスを受けたかった。 |
よかった点 | 担当アドバイザーの変更に対応してくれたこと。 |
悪かった点 | 最初の担当者がわたしが希望するIT系の仕事に関する知識がほとんどなかった。 |
結果 | 納得のいく求人先はみつからなかった。 |
これからdodaチャレンジを利用する人にアドバイス | 身体障害の人向けの求人は多いようだが、精神障害の人向けの求人は少ないと感じた。 |
このような失敗例がありますね。
メリット・デメリットをあげてみると
メリット
非公開求人数が多い
非公開求人は転職エージェントに登録しないと見る事は出来ません。
一般の人には見る事の出来ない求人情報を多く持っている転職エージェントに登録すべきです。
マッチする人材に対してのみ紹介される
転職エージェントでは条件にマッチした人に対してのみ紹介するので転職が決まりやすいいと言えます。
企業からのニーズ、職を探す障がい者からのニーズ、これをアドバイザーがマッチングさせて紹介します。
デスクワークを希望している方には特におすすめ
dodaチャレンジで紹介している職種は事務が一番多いのでデスクワークを希望している方の選択肢は豊富です。
キャリアアドバイザーとして専任の担当者が付く
自分で積極的に動ける人ならいいのですが、そうでない人の方が多いのではないでしょうか。
企業とのやりとりをアドバイザーにまかせる事が出来るのはいいと思います。
精神障害、発達障害向けの案件も扱う
障がい者向けの求人サイトの多くは身体障害者向けの案件が大半だと言われています。
精神障害、発達障害のある方は外見からではわかりずらいので、まわりから理解されない事が多い。 そのことを受け止めてアドバイスしてもらえるのが転職エージェントのアドバイザーなんです。
デメリット
都市部の人でないと直接カウンセリングを受ける事が出来ない
アドバイザーとの面談でカウンセリングを受けられる場所は次の三ヶ所。
〒108-0014
東京都港区芝5-33-1 森永プラザビル本館18F・19F
〒530-0011
大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪タワーB 17F
〒450-6414
愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12 大名古屋ビルヂング14F
就労移行支援所がない
他の転職エージェントでは就労移行支援所も運営している場合があり、就労支援が必要な人のサポートも出来るがdodaチャレンジはあいません。
就労移行支援所とは一般企業への就職を希望していて、それが可能と見込まれた方に職業訓練、求職活動の支援を行う場所。
就労移行支援所も運営している転職エージェント
- アットジーピー
- ラルゴ高田の馬場
登録から就職までの流れ
dodaチャレンジに登録して実際に仕事を始めるまでの流れを見ていきましょう。
新規会員登録
ホームページの会員登録フォームから申し込む。
障がいの種類に関係なく誰でも申し込めます。
スマフォからも申し込める。その他、インターネットカフェや図書館などのパソコンからでも申し込む事は出来ますね。
入力項目は多めでパソコン操作が苦手な人はちょっと時間がかかるかもしれないが、とくにご自身の病気についての項目はしっかりと書いた方がいい。
そうしないとアドバイザーがマッチングする企業を探すことが出来ないからです。
障害者手帳の内容などもご記入してください。
キャリアアドバイザーによる面談
登録がすんで次のステップはキャリアアドバイザーとの面談です。
専任のアドバイザーがつきますので、希望する働き方、病気について企業から配慮してほしい事、などなどを話し合います。
直接会う対面式
オフィスにまで足を運べる方はキャリアアドバイザーと直接会って2時間程度の面談を行います。
個室を使ったプライバシーに配慮した面談です。
対面式のキャリアカウンセリングは、本社、東京(丸の内)、関西オフィス、中部オフィスでの実施となります。
(dodaチャレンジ公式サイトより)
電話、チャット、テレビ電話による面談
オフィスは都市部にしかないので、オフィスに来られない方は電話や、パソコン・スマフォによるチャット、テレビ電話で面談を行います。
30分から1時間程度。
チャット・テレビ電話などのスマフォやパソコン操作は高齢者には大変かも知れません。
マッチングした求人に応募
希望する条件にマッチングする企業をアドバイザーが探します。
また企業へ自分の病気について配慮してほしい事を伝えてもらいます。
ここは求人大手のdoda傘下の会社のメリットであるたくさんの企業との付き合いが生きてきます。
専任のアドバイザーとの1体1で受ける面談だから教えられる非公開求人も多数あります。
非公開求人だと企業から「こんな人が欲しい」という条件がついているので、こちらの条件とマッチすると成功しやすい。
書類作成
応募書類作成・添削のサポートもアドバイザーがしてくれます。
応募企業とのやりとりを自分でやる必要はありません。
またキャリアアドバイザーが把握したあなたの特性を、推薦状という形でまとめ、履歴書・職務経歴書に添えて企業へ提出します。
また面接本番前に模擬面接なども行うことができます。
企業の面接
面接同行
面接当日のアドバイザー同行も可能です。
病気の事について話し合ったアドバイザーと一緒なら安心じゃないですか?
面接対策 セミナー
面接時の心得、本番でよく気かれる質問など、面接対策のセミナーを行っています。
セミナーについて残念な点は東京・名古屋など都市部でしか受けられないという事です。
入社後のフォロー
条件面での交渉や入社日の相談・支援もアドバイザーが対応します。
入社後のフォローも継続しておこないます。
dadaチャレンジ自信が職美に多くの障害者を受け入れているので、そのノウハウがいかされていますね。
まとめ
転職エージェントに対してこんな意見があります。
人材紹介会社は私を商品として見ているんじゃないかって疑ってかかっていました。
人材紹介するとアドバイザーにはお金が入ると思うとそう感じてしまいがちですよね。
たしかにキャリアアドバイザーも仕事でやっているわけだから、「この人は企業に紹介できそうな人だ」イコール「お金になる商品だ」だと思っているのではと心配するのはわかります。
でも、こちらもある程度はドライに考えて、キャリアアドバイザーを十分に利用させてもらうという姿勢でもいいのかもしれませんよ。
ツイッターなどの口コミを見てると、悪い意見もたしかにあります。
だけどdodaチャレンジに登録するのにお金はかからないし、非公開求人は登録してみないとどんなものがあるかわからない。
試してみる価値はあるんじゃないでしょうか。
転職のプロであるキャリアアドバイザーの情報は自分で調べる情報よりは数段上だという事は間違いありません。
すぐにマッチングする求人が見つからなくても、登録しておけば見つかったときに連絡してもらえますよ。
まずは最初の一歩から
以上「求人大手dodaチャレンジの評判は?口コミを元にメリット・デメリットを考える」という記事でした。
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