障害者の就職のための合同面接会のメリット・デメリット
2019/09/22

障害者の就職のための合同面接会を知っていますか?

参加しようと思ってますがいろいろと不安です。

大規模な合同面接会に行ってみたいけど人が多くてカラダ的にはシンドイだろうなあ。
そうですね、人混みが苦手だという人は厳しいかもしれませんね。
大規模な合同面接会だとちょっとしたフェス状態になっている事もあります。
でも1日で4、5社の面接をいっぺんに受けられて、どんな企業が障害者を受け入れるのか体感出来ると思いますよ。
今回は
「障害者の就職のための合同面接会、聞いた事はあるけど、どんな感じ?」という人や
「行ってみたいけど準備するものや注意する事を知りたい」という人に向けて障害者の就職のための合同面接会の事をメリット・デメリットも含めて調べていきます。
目次(見たいポイントに直行)
合同面接会とは
合同面接会とは、各都道府県労働局やハローワーク、民間の障害者求人に関連した転職エージェントなどが主催するものです。
企業にとっては障害者採用に対しての姿勢をアピール出きて、就職活動をする障害者にとっては一箇所でたくさんの会社の面瀬を受ける事が出きる。
100社を超える企業が集まる。
当然、障害者の雇用を考えている企業だけが集まっている。
ただし、現実的に1日に受けられるのは4、5社程度。
書類審査はなく希望する企業の面接の順番待ちに並べば普段書類審査で落ちているひとでも面接を受けられる。
東京労働局でも→令和元年度第1回障害者就職面接会を7月4日に開催しました。
助成金目当てイコール障害者に対する理解が出来ていない、つまり入ったあとの職場でつらい思いをする可能性があるという事。
大規模な面接会
年に何回か企業数は200社超え、受験者も1000人を超える大規模な面接会が大都市で行われている。
2019年秋も大規模な面接会が開催される。
首都圏最大級の障害者のための転職・就職フェア SMILE
画像引用元:https://www.smile-fair.com/前回の様子
2019/ 10/19 (土) 12:00 – 17:00
受付開始11:30〜 最終受付16:00
開催地
砂防会館別館 シェーンバッハ・サボー
東京都千代田区平河町2-7-4
主催者
障がい者のための就職・転職フェア「スマイル」事務局
<お問い合わせ> 03-6628-6410(平日9:30~18:00)
合同面接会のメリット
書類選考なしで面接が受けられる
書類審査は無く、会場で希望する企業の面接の順番待ちに並べば、普段書類審査で落ちている人でも面接を受けられる。
書類審査ではいつも落ちている企業の面接を受けられる可能性もある。
(書類による検査はありませんが自分のアピールのため履歴書、職務経歴書などは持っていきましょう。)
一度にたくさんの企業の面接が受けられる。
これは合同面接会場に行くだけでたくさんの人事担当者と実際に話をする事が出きるという事。
人によってちゃんと計画立てて7〜8社受ける人もいます。
合同面接会のデメリット
1社の対応時間は短い
1社の対応時間は15分程度しかないので詳しい事を聞く事は出来ずらいし自分をアピールする時間も足りない。
人気のある企業はみんなが殺到するので長い時間待たないと面接までたどり着かない。
いわゆる「1次審査」ではない。合同面接会で認められたら次はやっと「1次審査」という流れ。
待ち時間が長い
待ち時間が長いのは覚悟しておいた方がいいです。
いくつもの企業の面接を受ける場合は特に次の面接までの待ち時間がとても長くなってしまう事もあります。
採用実績が不透明な場合がある
具体的に「精神・発達障害の方を採用する」などのアテンションは事前にない企業もあり、列にならんで自分の順番になってから、その企業が自分を受け入れるのかどうかがわかる場合もある。
面接を受けようと思う企業の下調べは重要ですね。
非正規雇用が多い
正社員採用は少ない。
非正規雇用でアルバイト並の時給・給料の求人もある。
正社員採用は企業側も、もし何かあった時解雇しずらくなるので慎重になっていますね。
有期雇用が多い
期間を限定しての雇用が多い。
「期間が終了しても契約を更新する可能性はあります」といっても最長で4年までと指定する会社も多いようです。
合同面接会のための準備
せっかくのチャンスを生かすために合同面接会までに出来るだけの準備をしておきましょう。
面接で聞かれることに対して回答を準備
- どんな障害を持っているか
- その企業を志望する理由
- 自分の持っているスキル(パソコン操作など)
- 現在の通院の状態
- 障害者手帳の有無
- 前職を辞めた理由
企業の応募資格を確認しておく
身体、精神、発達、自分に関係のある採用実績を確認する。
精神障害の人が精神の採用実績がゼロのところを受けても採用される確率は非常に低いので実際に採用しているかは調べておきましょう。
出来る範囲で体調を整えておく
面接当日まで出来る範囲で体調を整えておきましょう。
ただ、面接日に向けて体調を整えてきても、精神・発達障害の方の雇用経験が豊富な企業は体調の良い状態がずっと続かないことは認識している。
なので体調が崩れたとき、悪化したときの対処の仕方や支援をしてくれる家族の存在などを知りたがります。
そうっいった事も説明出来るようにしておきましょう。
その他
服装は基本的にスーツが無難です。
面接の流れをスムースにするために前もってエントリーシートに自分の情報を記入して持って行く場合もあります。
例)→https://www.smile-fair.com/dl/smilefair_entrysheet.pdf
合同面接会の会場での流れ
一般的な合同面接会での流れをみていきましょう。
●入り口で参加者である事を示す、首から下げるパスや胸に付けるバッジなどをもらい会場に入る。
●各企業の面接ブースが並んでいる。
●受けたい企業のブースに直接並ぶか番号札をとって待機する。
●各企業の面接カード。人気のあるところは取り合いになるため、最初にカードをもらいに行く企業を決めて、優先順位の高い順にカードをとってくる。
●まず入ったらその日に受けたい企業を4、5社程度決めて、順番など計画を決めてから受けないとたくさんは受けられない。
企業によっては「次の面接まで1時間待ち」というような事も出てきます。
時間切れになると履歴書だけを預かって終わりということになります。
会場は人であふれていますので面接の場では声を張らないといけない場合もありますので小さい声にならないよう注意してください。
まとめ
障害者の就職のための合同面接会についてお伝えしました。
今回の内容をまとめると
合同面接会というのは都道府県の労働局やハローワーク、または民間の障害者求人に関連する企業が主催する障害者の就職のための催し。
年に何回はとても大規模な合同面接会が首都圏で開催される。
メリットは書類なしでも複数の企業の面接が同日に受けられるということ。
デメリットは人気のある企業の面接はなかなか受けられない。また一社の面接の時間が短い事。
合同面接会だけに的を絞って就職活動をするのは懸命ではないと思います。
自分に向いている企業かどうかの下調べをするのも限界があるし、短い時間の中で自分をアピールするのはなかな難しいと思います。
企業と求職者とのマッチングという意味では転職エージェントを利用した方が効率的でしょう。
以上「障害者の就職のための合同面接会のメリット・デメリット」という記事でした。
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