アットジーピーやエージェントサーナなどの転職エージェントから連絡が来ないと相手にされていないと悩んでしまう

   

ネットの記事で少なからずこんなのを見かけます。

「アットジーピー に登録したんだけど、なんの連絡もない。相手にされていないんだろうか」

「エージェント サーナで面談をしました。紹介出来る企業が見つかったら連絡しますって言われて待っているんですが、一向に連絡がありません。」

アットジーピーもエージェント サーナも障害者向けの転職エージェントとして有名なところです。
登録しても連絡がない、面談をしたのにその後連絡がない、就職活動を続けていくのにこれでは困りますよね。

それに相手にされてない感というのはつらいものです。
就職活動を続けていく心を折られてしまうこともあるかもしれません。

障害者向け転職エージェントに対する意見で「連絡がこない」というのは結構問題になっているようです。
そこで今回の記事では

転職エージェント側の言い分はどうなのか?
裏事情に通じている人の意見は?
どういう対処法がいい?

これらについて調べていきます。

次のようなことで相手にされてないと感じる

「転職エージェントから連絡がこない」に関するネットの書き込みを見ると次のようなケースがほとんどです。

インターネットで転職エージェントに登録したが全く連絡が来ない

登録後の自動返信メールはちゃんと届いている、申し込みフォームに入力した内容、つまりこちらのメールアドレスなどは認識されている。
それなのに連絡が来ない。すでに20日以上たってしまった。

こうなると、申し込みフォームに入力した自分の障害のせいで最初から相手にされてないのじゃないのか、そう考えてしまうのも無理はないと思います。

転職エージェントに登録後オフィスでアドバイザーと面談をしたがその後全く連絡が来ない

登録後にアドバイザーから連絡があって面談のためにオフイスまで出向いた。
面談ではアドバイザーと自分の障害のことや希望する条件などを話し合った。
しかし、その後なにも連絡がこない。

実際にアドバイザーに会ってじかに自分の障害のことや希望する条件などを伝えた。
それなのに連絡がこないのは「相手にされてない」感がより強く感じられてつらいですよね。

転職エージェントの紹介で企業の面接を受けたがその後まったく連絡が来ない

アドバイザーからの紹介があり書類の用意や面接の練習などをしてやっと受けることが出来た企業の面接。
しかし、その後、企業からもアドバイザーからもまったく連絡がこない。

企業からもアドバイザーからも相手にされてないと感じて就職活動を続けていこうという心が折れてしまう。
期待して待っているのでよけいにつらく感じると思います。

普通はこれくらいで連絡はくるはず

転職エージェントの「よくある疑問Q&A」などによると連絡が来るまでの期間は次のようになっています。

転職エージェントのサイトへ登録後 2日以内
アドバイザーとの面談後 2~4日以内
面談後のアドバイザーとのやりとり 2~4日以内
企業の面接後 2~4日以内

まともな社会人としての常識の範囲はこの程度でしょう。
しかし1ヶ月たっても連絡がないというネットでの書き込みも目にします。

全部が真実とは思いませんが、こういった書き込みがいくつもある以上真実も含まれていると考えるのが妥当だと思います。

転職エージェントの言い分

サイト上で連絡がこないことへの説明をしている転職エージェントがあります。
いくつか見たのですが、上から目線が多いと感じました。

利用者側に問題

引用:マイナビエージェントhttps://mynavi-agent.jp/service/about_employment_agency/faq/18.html
転職エージェントを利用した場合、担当キャリアアドバイザーからの連絡が遅いときや、いくら待っても合否連絡が来なくて放置されていると感じる方もいらっしゃるかもしれません。

「登録後や面談後に連絡が来ないわけ」としてあげているのが次のようなもの。

  • 登録情報に不備がある
  • 社会人としてのマナーに問題がある

利用者側に問題があるって言ってるわけですね。

登録情報に不備がある

転職希望先の条件を入力していない
職務経歴書を入力していない
転職希望条件が厳しすぎる

入力フォームに記入する段階で不備があると言っているわけです。

しかし入力フォームというものは必須項目を記入しないと送信出来ないようになっているのが普通です。
「〇〇の項目が記入されていません」というかんじで必須項目の記入を促される。

それをクリアして送信されたものに関しては一回は連絡するのがスジだろうと思う。

引用:マイナビエージェントhttps://mynavi-agent.jp/service/about_employment_agency/faq/18.html
このように登録情報に不備がある場合、転職に対してのやる気を感じられずに、そのまま担当者から放置される事もあります。

「放置される事もあります」って、これはひどくないですか?
利用者を放置しないようにって担当者を監督指導するのが運営側の役目でしょ。

社会人としてのマナーに問題がある

「社会人としてのマナーに問題がある」に関してはこうも言っています。

• 面談をすっぽかす、またはドタキャンする。
• 面談に遅刻する。大幅に遅刻する際にも、その連絡をしてこない。
• 面談で自分を大きく見せようとして自慢ばかりをする。キャリアアドバイザーの話を聞かない。
引用マイナビエージェントhttps://mynavi-agent.jp/service/about_employment_agency/faq/18.html

これは確かに「社会人としてのマナーに問題がある」とは思います。
しかしこれ、転職エージェントから連絡がこない理由になると思ってんでしょうか。

「利用者のマナーが悪かったのでこちらからも連絡しないんだ」って言いたいんでしょうか。

転職エージェント側の問題

いくつかの転職エージェントの言い分をまとめるとだいたい次のようになります。

希望条件に合う求人がない

アドバイザーは出来るだけ好条件の求人を紹介しようとしている。
しかし利用者の希望条件が高すぎてそれにあう求人がないという場合がある。

え?だったらそれを説明すればいいのでは?

転職の本気度がキャリアアドバイザーに伝わっていない

就労したいという利用者の本気度が強く伝わってくれば企業にも紹介しやすくなる。
逆に本気度が伝わって来ない人は後回しになることもある。

アドバイザーが多忙またはやる気がない

アドバイザーはたくさんの利用者の担当を受け持っています。多忙で連絡出来ないこともあるでしょう。
やる気のないアドバイザー、まれにこういう人もいます。

推測ですが、このケースが一番多いのではないでしょうか。

多忙で連絡が遅くなる。当然そういう事もあるでしょう。
やる気のないアドバイザー。中にはそういう人だっているでしょう。

応募した企業の都合(時期によっては人事担当者が忙しい)

これはあるでしょうね。
しかしこういう時に状況を聞いて連絡をくれるのがアドバイザーだと思うんですけどね。

ここまでのまとめ

ここまで転職エージェントの言い分を見て来ましたが、あなたはどう感じましたか?

わたしには、ほとんどが連絡をしてこない正当な理由とは思えませんでした。

「希望条件に合う求人がないから連絡をしてこない」なんてまったく理由になっていません。
無いなら無いと連絡をしてくるのが社会人のマナーでしょう。

転職エージェントの言い分のほかに原因を考えてみよう

転職エージェントの言い分に腹を立てているばかりでは問題解決になりませんので、他の原因も考えてみましょう。

自動返信メールは届くのに連絡がこない

自動返信メールはその名の通り自動返信されてこちらに届きます。

コンピューターが返信メールを出していても、それを担当している人間があなたの申し込みを見落としている可能性は十分にあります。

もちろん基本は見落としちゃいけないんですけどね。

転職エージェントの元社員からの情報

転職エージェントの元社員の情報によると次のようなものがあるそうです。

転職エージェントからすると優先度の低い利用者

一人のアドバイザーがたくさんの利用者を担当していると一度に対応出来る利用者は限られて来ます。

そのためアドバイザーは優先順位をつけて対応します。
優先順が低いと判断されてしまうと対応が後回しになってしまうのです。

●企業の求める人材にマッチしていて転職が早く決まりそうな人
●その転職でエージェントが得られる報酬が高い人
こういう人の優先順位は高くなります。

転職エージェントは企業に人材を紹介して、その見返りに報酬を得る事で成り立っている。

希望条件に合う求人がない

先ほどの転職エージェントの言い分でも取り上げた事ですが、元社員によると、利用者からあまりに無理な希望条件を出されてしまうと、アドバイザーはやる気がなくなり放置してしまいがちなんだそうです。

クレーマーであると思われている

過去にアドバイザーとの間で問題を起こしている人や、極端なクレーマーであると判断された人は相手にされなくなるそうです。

これは仕方ないかな。

求める職種に関して担当のアドバイザーが得意ではない場合がある

利用者が希望する職種に対して担当のアドバイザーが詳しくない場合にあとまわしにしてしまう事があるそうです。

「わたしは詳しくないので別のアドバイザーを紹介します」って流れにならないんですかね。

担当のアドバイザーが退職した

担当が退職してしまう事は普通にあります。
退職するなら引き継ぎをするはずですが、それがうまくいってない場合もあるそうです。

「連絡がこない」の対処方

文句ばかり言っていても先へ進まないので対処法を探していきましょう。

担当のアドバイザーにではなく転職エージェントの会社の方へ連絡してみる

担当のアドバイザーに連絡しても一向に返信がない場合は転職エージェントの会社の方へ連絡してみましょう。

転職エージェントのサイトに「お問い合わせ」のページがあるはずです。

「〇〇という担当の人から連絡こないのですがどうしたらいいでしょうか」というような内容で問い合わせてみましょう。

なるべくクレーム感を出さない方がいいかもしれません。

「とにかく困っているのでまずは状況だけでも知りたいのです」最初はこんな感じの問い合わせでいいと思います。

担当のアドバイザーと連絡がついたら転職の緊急度をアピールする

会社の方へ問い合わせて担当のアドバイザーと連絡がついたら「急いで仕事を探しているので連絡がないのは困る」という事を伝えましょう。

優先度を上げるために転職の緊急度をアピールするのです。

なんで連絡をしてこなかったのかを問い詰めてもあまり意味はないので冷静に行きましょう。

相手にされないで腹が立つのはわかりますが、本来の目的、仕事探しに集中した方がいいと思います。

担当のアドバイザーを変えてもらう

いろいろやって「ダメだ、こいつ使えねえ!」と思ったらアドバイザーを変えてもらうように転職エージェントの会社の方へ要請しましょう。

→dodaチャレンジだと「担当キャリアアドバイザー変更のお申し込み」という専用フォームがあって変更申込みができます。

どうしても変えてもらえないようだったら、そこは見切りをつけて別の転職エージェントにした方がはやいと思います。

まとめ

転職エージェントからの言い分は随分上から目線のところもありました。

元社員からの情報でも優先順位がつけられたりしていて、いい気持ちはしないですよね。

しかしこれが現実ではあるわけです。

そして障害者向け転職エージェントで職を探す事はハローワークや転職サイトで自分で検索して職を探す方法に比べると、やはり効率はいいのです。

「連絡がこない」をサービスが悪いととらえると「無料で使える」からなのかもしれません。

有料にして利用者からいただく料金で運営していれば優先順位なんて付かないですからね。

でも気持ちを切り替えて、「こちらが転職エージェントをうまく使っていく」というスタンスでいきましょうよ。

うまい使い方の情報を提供できるようにわたしもがんばります。

補足:ちょっと厳しい言い方をすると

もしあなたが連絡が来ない状態でただただ待っているだけとします。

するとこんな見方も出来ますよ。

雇う側からすると「連絡が来ないが、来るまで何もせず待っている人。」
こういう人を雇いたいか?雇いたくないでしょうね。

大前提として連絡をして来ない方が100%悪いんですよ。
しかし
何かの問い合わせをして、それに対する連絡がこないが何もせず待っている。

これは社会生活をする上ではまずい対応と言えますよ。

もしあなたが連絡が来ない状態でただ待っているだけの人なら、これからは変えていきましょう。

へこむ気持ちはわかりますが行動を起こして前にすすみましょう。

わたしのような応援おじさんもいますので。


以上「アットジーピーやエージェントサーナなどの転職エージェントから連絡が来ないと相手にされていないと悩んでしまう」という記事でした。
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